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【 2020東京オリンピック・パラリンピック】滋賀県のホストタウン 守山市

いよいよチケットの抽選申込が開始となった2020東京オリンピック・パラリンピック。

滋賀県では、そのオリンピック・パラリンピックのホストタウンとして大津市、米原市、守山市、甲賀市、彦根市が認定されています。

その中から今回は、守山市のホストタウンの活動について、守山市総合政策部国際・国民スポーツ大会準備室さんにお話をうかがってきました。

ホストタウンとは?

そもそもホストタウンとはどういった意味なのでしょうか?
調べたところによりますと、

東京2020オリンピック・パラリンピックでは、多くの選手・観客が来訪されます。その事前キャンプの誘致や、選手を始めとした相手国との相互交流を通して、地域の活性化を図る地方公共団体が「ホストタウン」です。

守山市総合政策部国際・国民スポーツ大会準備室

とあります。

今回守山市では、トルコ共和国のホストタウンとして登録されました。
ホストタウンとして受け入れる種目があるようで、守山市では中学校での積極的な柔道の活動や、日本ゴールボール協会との深い関係より、「視覚障害者柔道」「ゴールボール」の2種目となりました。

ホストタウンとして受け入れるトルコ共和国について

トルコ共和国は、ヨーロッパとアジアをつなぐ地域にある国です。

人口は約79,000,000人で言語はトルコ語、首都はアンカラで、古くは1890年(明治23年)の和歌山県東牟婁郡串本町沖で発生した遭難事件での対応などから、日本とも友好関係が築かれています。

スポーツはバレーボールやサッカー、バスケットボールなどが盛んで、特にサッカーは長友選手(ガラタサライ) や香川選手(ベシクタシュ)の所属するチームはどちらもトルコのイスタンブールをホームタウンとするチーム(トルコ1部リーグ)で、皆さまにもなじみがあるのではないでしょうか。

ゴールボールとはどのような競技か?

ゴールボールは、アイシェードという目隠しを着用したプレーヤーが1チーム3名で、鈴の入ったボールを転がすように投げ、相手のゴールに入れて得点を争います。

アイシェードを着用することで、視力の程度に関わらず競技を楽しむことができます。
以前にはタレントの武井荘さんがチャレンジする映像がテレビでも紹介されていました。

視覚障害者柔道とはどのような競技か?

視覚障害者柔道は視覚障害者が行う柔道で、互いに組み合った状態で試合が始まります。
離れた場合は、最初の位置から組み直して再開します。

柔道との違いは組み合った状態のため、組み手争いがなく技を最後まで技の応酬が繰り広げられます。
こちらもゴールボールと同様に、武井さんがチャレンジされています。

ホストタウンとしての守山市の活動

2016年12月9日の守山市のトルコ共和国のホストタウン登録決定以降の活動としては、

2017年には「ルシオール アート キッズフェスティバル」においてのトルコ文化交流や小学校給食でのトルコ料理提供や授業においてのトルコの音楽体験、トルコ共和国大使を招いてのレセプション開催。

2018年にはゴールボール国際強化試合(合宿)や小学校交流などが行われ、2017年に引き続きトルコ文化交流も実施されました。

2019年には視覚障害者柔道選手団の合宿や小学生・中学生との交流が行われ
ました。

また直近では、5月11日(土)12日(日)に開催された「8th ルシオール アート キッズフェスティバル」の中で、守山市立図書館において2020年東京オリンピック・パラリンピック トルコ選手団ホストタウン応援企画「トルコ文化交流プラザ」が5月12日(日)10:30~15:30の期間で開催されました。

今後のホストタウンとしての活動

今後の活動予定としては、事前合宿の受け入れや、子供たちとの交流、歓迎
セレモニーの開催などが予されています。